今回は移動平均線の活用方法を紹介します。
私はFXを始めてからず~っとローソク足だけで相場環境の把握を
行ってたんですが、途中からMA(移動平均線)も取り入れてみたところ
さらに相場環境の把握がしやすくなったり、強い根拠でエントリーエグジットが
できるようになりました。
移動平均線はプライスアクションと組み合わせることで
直近の勢いや転換の予兆が格段に見やすくなるんです。
プロのトレーダーでもローソク足と移動平均線だけという人は多いですよ。
ということでさっそく解説していきます!
Contents
MAは3種類
まず初めに、MAの細かい数値は人それぞれ好みです。
どんな相場、どんな通貨ペアでもバッチリ効く(反発する)数値とかはないので
数値のいじりすぎずサクッと決めちゃいましょう!
で、細かい数値よりも大事なのは
移動平均線には短期MA、中期MA、長期MAという3種類があることを知り、
使いこなすことです!
MAは短期、中期、長期で使い分ける
短期MAの数値 3〜5くらい
利確のシグナルとして使ったり、エントリーする瞬間の根拠として使う。
一番機敏に動く線。
利確やエントリータイミングをほかの根拠にしている人は使わないかもしれません。
表示してない人も多いと思います。
中期MAの数値 10〜20くらい
最も一般的なMAで使っている人がダントツで多い。
この中期MAを2~3本表示させている人も多いです。
例えば、10SMAと15SMAと20SMAといった感じ。
使い方としては
転換の予兆を察知したり、直近の勢いを捉えれます。
グランビルの法則を意識して波の反転ポイント候補としても使えます。
つまりレジスタンスやサポートの意味を持たせることができるということです。
長期MAの数値 75MAや200MA
こちらも表示している人が多いですね。
だいたいの方は中期と長期の2本のMAですよね。
上位足のトレンドをざっくり判断することができます。
例えば、5分足で75MAを表示している場合、だいたい1時間足のトレンドと同じ角度になっています。
1時間が上昇トレンドなら5分足チャートで上方向に傾いてて、
下降トレンドなら下方向に傾いています。
傾きの角度が急ならば、力強いトレンドと判断でき、
傾きが緩やかならば、トレンドに勢いがあまりないといえますね。
時に反転ポイントの候補として機能することがあります。
私は傾き具合を目安にする感じで入れており、あまり意識はしてないです。
ローソク足が長期MAから離れているか、近づいているか
ローソク足とMAが離れているか、逆に近いのか?という点も意識すると結構役立ちます。
MAとローソクが近いとき
ローソクがMAに近づいてきたら、「反転するかもしれない」と考えましょう。
例えば1時間足で上昇トレンド中に
5分足チャートで200MAにローソクが近づいてきた場合、
それは1時間足の波の押し目、戻り目ポイントになったりします。
下は5分足チャート。茶色の200MAで真ん中のMトップと右側のMトップが抑えられています。
下は1時間チャート。先ほどのところにピンクの水平線を引いています。
H1では下降トレンドということが分かりますね。
※もちろん反転しないこともあるので反転するかもなという目安にしてください。
やはり反転しやすさの信頼度としては水平線が一番強いです。
その次に斜めのトレンドライン。
その次が長期MAという感じです。
ローソクがMAから離れているときの意味
逆に5分足チャートで75MAが離れているときは
「まだまだ勢いがあり順調に上昇中or下降中なんだな」ということです。
そして、ローソクとMAが離れているけれども
「なんだかこれまでより角度が緩やかになってきた。というか水平に近いかも。」
というときはだんだん上昇の勢いがなくなり、
反転下落の可能性を帯びてきているということを意味します。
下画像は1時間足。オレンジ線の角度がほぼ水平になって、
ゆるやかに上下する程度になっています。
こういう時はだいたいレンジになったり、今まで買い側が有利だったけど、
売り側も強くなって売り買いのバランスが拮抗しはじめた時。
ローソクの波も、高値更新や安値更新ができなくなったり、更新量が減ったりしてきます。
ローソクの波も、高値更新や安値更新ができなくなったり、更新量が減ったりしてきます。