こんにちは
たかゆきです。
ダブルボトムは「転換点のパターン」ということを聞いたことがある方が
多いと思いますが実はダブルボトムは転換点にならないことも
けっこうあるんですよ。
ということで今回は
ダブルボトムでわかる大衆心理であったりとか
ダブルボトムでトレードしていいのか?について解説します。
Contents
ダブルボトムが出来る理由
天井圏で現れるのがダブルトップで、底値圏で現れるのはダブルボトムですが
今回は下降トレンドの図を用いてWボトムについて説明していきます。
![](http://shironofx.com/wp-content/uploads/2020/03/w-300x199.png)
下降トレンド中にダブルボトムができたということは
通常は更新していくはずの安値を更新できなかったということです
なので売り圧力が一時的に弱まったというふうに私は考えています。
つまり一時的に買いと売りの圧力が中立した状態ということです。
ダブルボトムを見た大衆の心理は?
ダブルボトムが発生したら大衆がどのように考えるでしょうか?
Wボトムはダウ理論でいえば下目線になります。なぜならラス戻り高値を抜いていないのでからです。
つまり売ってやろうと考えている人たちもいるということですね。
逆にWボトム完成のネックラインあたりで買いを考える人もいます。
その理由は安値を更新していくはずの波が更新できずに止まったので
「転換点だ!」と考えるからです。
Wボトムは買いと売りの意見が合わない
つまり売りと買いの意見が合わないということですね
そのためどっちに行くかまだ分からない状況と考えたほうがいいです。
ここから考えられるシナリオは二つあると思っていて
まず一つ目のシナリオが
このダブルボトムのように今は見えている形が
ただの調整になって再度下落していくというパターン
![](http://shironofx.com/wp-content/uploads/2020/03/w4-300x284.png)
もう一つがこのダブルボトムが
本当の転換点になって上がっていくというパターン
この二つが考えられると思います。
![](http://shironofx.com/wp-content/uploads/2020/03/w5-300x214.png)
このように動きが異なることが多々あるのですが、
転換点となり上昇していきやすいWボトムの見極めについては後ほど解説します。
ダブルが完成してエントリーするのはあり?
で、私はダブルボトム完成したからといって
ロング注文を入れるというのは非効率的かなと思っています。
理由は、さきほど書いたように
ラス戻り高値を抜いていないっていうことで目線が下で、まだまだ売られやすいからです!
なので私の経験上だとダブルの形が完成して
ネックラインブレイクでロングするのは少し怖いですね。
あまり上にぐんぐん伸びていくっていうことはないことのほうが多いです。
どのようにトレードしていけばいいか
では次にダブルボトムを見たらどのようにトレードしていくのがいいのか?
について解説していきます。
まずトレードをする前にこのダブルの先の波の動きを
必ず想定しておかなければいけません。
Wボトム後のシナリオ
私は複数パターンを想定するようにしていまして、それがこちらの図になります。
![](http://shironofx.com/wp-content/uploads/2020/03/w2-300x210.png)
まず一つ目が赤の波です。
ダブルボトムを作り、ネックラインをブレイクし戻り高値も抜いて
押し目を作ってから上昇していくようなパターン。
次に緑の波のようにダブルが完成して上に抜けていくものの、
ラス戻り高値の部分で弾き返されて
再度下落していくようなパターン。
この時、押し目買いだと思ってロング注文した人をだまして
右肩下がりのダブルトップとなって落ちていくこともよくあります。
そしてもう1つがオレンジの波のようにダブルボトム完成したと思いきや
ネックラインですぐに弾き返されてまた下落していくパターンですね
主にこの3を考えます。
この複数シナリオを考えた上で、
緑の波のようにローソク足の勢いなどを見てネックブレイクで
ロングエントリーするのもありっちゃありです。ただ
その場合次のレジスタンスラインで一旦落ちてくることが
ほとんどだと思いますので落ちてくる前に早めに利確することが大事です。
ただ一番安全なのは赤の波のように
ラス戻り高値をしっかり抜いてから押してきたところで
3波目をとるようなエントリーです。
これが一番かんたんで伸びる確率も高いです。
なので緑の波の妙なネックラインをブレイクして行くことを考えた
トレードは少し上級者向けです。
ネックライン辺りで弾き返されるって言うこともあるので練習が必要になってきます。
緑の波:ブレイクアウトになるので少し上級者向け
検証やプライスアクションの確認が重要
赤の波:簡単で損切が出るので伸びやすい
上がって行きやすいダブルボトムの条件
上がりやすいダブルボトム、下げやすいダブルトップの条件は3つあります。
- トレンドラインを割っているか?
- ヒゲや固める動きをしているか?
- 上位足サポレジ付近か?
トレンドラインを割っていること
まず1つ目が下の図のようにWが完成した時にトレンドラインを割っていること。
![](http://shironofx.com/wp-content/uploads/2020/03/w3-300x223.png)
トレンドラインを割ってないとこのようにトレンドラインが壁となってはじき返されてしまう可能性があります。
![](http://shironofx.com/wp-content/uploads/2020/03/w4-300x284.png)
なのでしっかりダブルボトムがトレンドラインの外に出ていることを確認しましょう。
![](http://shironofx.com/wp-content/uploads/2020/03/スクリーンショット-2020-03-12-13.01.43-300x152.png)
ダブルの底部分で下ヒゲ連発か、レンジを作っている時
そして2つ目がダブルの底部分で下ヒゲを連発しているか、レンジを作っている時です。
これはローソクの値動きを見る必要があるので
慣れないと難しいかもしれないんですが
身につけるとFXで勝ちやすくなるのでおすすめです。
![](http://shironofx.com/wp-content/uploads/2020/03/スクリーンショット-2020-03-12-13.05.01.png)
↑下ヒゲを連発&左底は陰線陽線を交互に出してレンジ状態
ヒゲやレンジがあると固くなり下げにくくなる。
ダブルの近くに上位足のライン
そして3つめがこのダブルの近くに上位足のサポートラインがあるときです。
高値圏ダブルトップであれば上位足のレジスタンスが上にあるとき
こういう時は転換点となりやすいですね。
まとめ
それでは今回はダブルボトムの作られる過程と
トレードシナリオについて解説しました。
Wボトム、Wトップは転換点かとおもいきや、逆行されトレンド継続したりするため
注意しないと少し難しいチャートパターンです。
ローソク足や、条件を見極めてトレードする必要がありますね。
最初は今回紹介したような目線が切り替わってからの3波目を取るような簡単な方法
から練習していきましょう!
それではまた!