テクニカル

FX 複数時間足で目線が一致しない時は?「エントリーポイント解説」

こんにちは

たかゆきです。

今回は美味しいエントリーポイントがあったので紹介します。

複数時間足で目線が一致しない時にどう考えたらいいかというのも参考になるはず。

 

下図はEURAUDの1時間足です。

ラインがそのままなので見にくいですが。

この状態をみて、あなたは買いますか?売りますか?

もう少し静観しますか?

少しトレードプランを考えてみてください。

・・・

・・・

1時間足をダウ理論で見ると「上目線」になっています。

そのため押し目買いのポイントのように見えるため

「ロングの注文を入れるよ」って方もいるかも知れませんね。

 

またさらに上の時間足を見ないと判断できないよ!という鋭い方も

いると思いますのでのせておきますね。

 

こちらは4時間足の状態です。

これを見たらまたトレードプランは変わると思います。

 

4時間足ではラス押し安値を下にブレイクしているので「売り目線」

1時間足ではネックラインを上にブレイクして買い目線かな?

いった感じではないでしょうか??

大衆心理を考えてみる

では大衆心理から複数時間足を考えてみましょう。

1時間足の人たち

1時間足を見ている人は

半値であること、ラス戻り高値を抜けていること

この2つの根拠から押し目買いをするのではないでしょうか。

 

そのため買い注文がたくさん入ってきている場面だと考えます。

それが4時間足チャートの押し50%あたりで陽線が数本出ていることによって

わかります。

考えとしては前回高値を更新していることを狙っているはずです。

4時間足の人たち

しかし、4時間は全体を見ると「売り目線」です。

よって「売り目線」でチャートを見ている人は

「上に戻ってきたのでそろそろ売ってやろう」と狙っていると思われます。

戻り売りですね。

基本的には、上位時間足のほうが価格を動かすパワーは強いです。

つまり今回のように、4時間と1時間足の目線が異なる場合、4時間の目線が

優先され、4時間の波が作られます。

それを踏まえた上でこのあとどうなったか?

・・・

高値を切り下げて下図のように大陰線で下げました。

(1時間足)

なぜ、ここまで急激に下げたのか考えてみてください。

一瞬で分かる方はかなりチャートを見る力が鍛えられていると思います。

考えることで力がつくのでぜひ1分ほど考えてみてくださいね。

解説

ではなぜ下にズドンと進んで行ったのか解説します。

まず、1時間足をみているトレーダーは青丸の手前の陽線を見て、

多くの方がロングだ!と判断し買い注文を入れています。

 

エリオット波動でいうと伸びる3波目にもなりますし、

注文を入れる方は非常に多いと思われます。

そしてほとんどの方がロスカットラインは直近の安値辺りに設定しているかと思います。

ここで買った人たちの願いは前回高値を抜いてくれることなはずです。

 

しかし、実際は前回高値に届くことなく

一気に下げてきた。

3波目で買った人たちは裏切られたわけですw

落ち込みますよね。

 

慎重な方ならこの急落を見て、やべー逃げとこう。。と考え

ポジション手仕舞いを行うでしょう。

買いポジの手仕舞いということは、売りです。

そのため更に下げます。

 

そして1つめの頼みの綱である赤のトレンドラインも割りましたので

ここでも買い勢のポジション手仕舞いが増えたのです。

このブレイクで売ってやろうとずーーーと待っていた

新規の売りが入ってきますのでさらに売りが加速します。

決済の売りと新規売りのWパンチです!

 

さらに最後の頼みの綱であるネックラインも割りましたので

安値あたりにロスカット注文をあらかじめ入れてた人も巻き込まれます。

ここでも新規売りが入ります。

売りが売りを呼び、4時間のレジスタンス付近まで落ちたというわけです。

 

なのでこのポイントでは上昇の勢いが止まった青丸あたりで売りを仕掛けるか、

トレンドラインを割ったオレンジ丸のところで売るのが正解でした。

 

より安全なのはトレンドラインを割ったところだと思います。

青丸だとリスクリワードレシオはいいですが、トレンドラインや、ネックラインで跳ね返される可能性もあるため

勝率が低くなりがちです。

なので上級者向けかなと。

オレンジ丸だと勝率がいいですよね。

 

この辺は検証してみてルール設定してみてください。

また実際の動いているチャートでの訓練で鍛えるのも大切です。

このようなパターンはよく出ますので見つけたら美味しいです。

 

よく他人の損切りは蜜の味というように

他者が損切りしたくなるようなポイントを見つけるというのがコツです。

相場では「こうなってほしい」という願いが裏切られたところで損切りが起こります。

 

「決済の損切り」+「新規の注文」で相場は強く動きます。

だから待たないといけなんです。

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美味しいところというのは、コロコロ転がってはいません。

ポイントを狙って入るのが一番美味しいのです。

 

今回のパターンだと

1時間足のローソクの動きに翻弄されたロング勢は、

準備していて待っていた4時間足ショート勢の燃料にされています。

 

燃料にならないようにするにはチャートを見まくるしかないです。

複数時間足を見ながら大衆心理を考えまくる。

検証ソフトを持っている人はどう動いたら損切り注文が増えるかなと考えながら1本ずつ

ローソクを再生させるのも非常に力が付きますよ。

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また参考になるチャートがあればまた載せていきます。

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