こんにちは
城野たかゆきです。
いきなり質問ですが
強力な手法さえあれば勝てると思ってませんか？
ですが手法より大事なものがあります。
それが環境認識の力です。
この力がない方はおそらく、
手法を知っているけど負けてしまうっていう感じになります。
Contents
環境認識とは？
環境認識とはMTF（マルチタイムフレーム）分析ともいいまして、
複数の時間足を見て
いま売り優勢なのか買い優勢なのか。
はたまたレンジ状態で売りも買いもちからが拮抗している状態なのか。
を判断することです。
一方、手法というのはこの形が出たら、ロングしましょう。
ショートしましょう。
といったものですよね。
それだけでは勝てないんですね。
ビルにたとえると、環境認識が建物を支える土台で
手法がビルのガラスとかドアとか部屋とかになります。
支える土台がしっかりできてないと、
ドアとか、ガラスを取り付けても重さで崩れてしまいますよね。
それと同じです。
FXトレードでは環境認識が必須能力です。
なぜ環境認識は大切なのか？
例えば、いま手法を何か学んだとします。
なんでもいいのですが、
15分足でできたボックスレンジをローソク本体で上にブレイクしたら
買いエントリーしましょう。とかですね。
しかし、すぐ上に1時間足や4時間足のレジスタンスラインが
あったらどうなるか。
1時間足を見ている人は売りを入れたいわけなので
強烈に売られます。すると15分レベルではすぐにレンジの中に戻ってきて
すぐに含み損になったり、損切になったりします。
上位足のレジスタンス付近で、
15分レベルの買いパターンが出ても
やらない、ってことを徹底するだけで、負けなくなり
勝つことが多くなってくるんです。
押し目買いも同じ
これは押し目買いや戻り売り系の手法でも同じです。
4時間足で売り優勢の相場で
1時間足とか15分足では押し目買いポイントということが良くあります。
4時間足を見れてない人は、15分足の形だけで
入るのでロングを入れます。
しかし、全体の流れとしては「売り」が強い。
ということは押し目買いが失敗する確率が上がりますね。
なので複数時間足の関係を見れるようになることは
絶対に必要な能力なのです。
手法が効く相場と効かない相場
つまり、効く相場と効かない相場があるんです。
じゃ、効く相場を見抜けるようになり、そこだけで
やれば資金は増えますし。
効かない相場が続いている時期それが分からず
やれば資金が減ります。
環境認識は
「やらない場面」と「やってもいい場面」を
見分ける能力ともいえます。
どうやって環境認識力を高めるか
環境認識は、
トレンドの判断や
ローソク足の組み合わせ
切上げ方、切り下げ方
などたくさんの情報をチャートから
くみ取る必要があるので奥深いです。
けどできるようになればかんたんです。
自転車みたいなものですね。
能力の高め方ですが、
まずは知識として動画やブログで
上手な人がどうのように複数時間足を分析しているかを
繰り返しみたほうがいいです。
特に日足、4時間、1時間の相関関係や
ローソク足についてですね。
逆に１つの時間足でしか分析してない人は
見なくてもいいです。
例えば「5分足でこの形が出たら～」
とかそれだけの人ですね。
基礎知識をつけたら、
次は、実際のチャートをみて売り側、買い側どっちが優勢か？
それとも拮抗しているのか？
を考えながらみてみる。
これが”アウトプット”になります。
インプット(知識）→アウトプット（実際のチャートで考える）
というのがおすすめです。
YOUTUBE動画やブログで複数時間足をみた分析を
お話しているのでご覧ください。
手法やパターンが重要視されてしまうワケ
FX業界では、鉄板パターンとか、チャートパターン、手法がよく
話題に出されます。
おそらく、その理由としてはパターン（形）なので
手っ取り早く教えれるし、
それに初心者が好きそうなテーマだからでしょうね。
しかし環境認識は深いし、見えるようになるまで少し難しいです。
いろんな相場環境がありますから当然ですね。
なので多くの人に重要視されにくいんです。
だからこそ、この重要性に気付いた人は
マジで勝てるようになりますよ。
もちろん手法などのトリガーも大事です。
ただ土台である環境認識なくしては
どんな素晴らしい手法も無意味なんですよね。
先に土台である環境認識を身に着けていきましょう。
