こんにちは城野です。
トレード手法の作り方を紹介します。
手法、ロジックというのはいろんなブログ、本、動画で公開されていますが
そのままでは良い成績を出すことはほぼ出来ません。
手法というのは自分なりに作り上げて習得する必要があります!
磨き上げていく必要があるわけですね。
ということで今回はトレードを3年修行した私が
手法の作り方について解説します。
Contents
まずは手法の「原石」を手に入れよう。
手法は誰かから学びましょう!
自分の性格にあった手法を見つけてください。
今は、手法がたくさんの場所で公開されています。
スクールに入って学ぶとかブログでも教材にかいてあった手法、ほんとに何でもいいです。
たくさん紹介されていますので、まずはかじってみて、
自分と合いそうなものを見つけてください。
1から自分で「原石」を探す場合
人の手法を真似するのではなく、自分で作り上げたい!という方
もいるかもしれません。
その場合はチャートをひたすら眺めていきましょう。そうすると
「何度も発生するチャートパターン」に気付けるので、自分でイチから作っていくことが
可能です。
チャートをひたすら見ていたり、検証ソフトのフォレックステスターを
ひたすら見ていると、
こうなったら、こうなることが多いな。 という形に気付くことが増えます。
たとえば
「”アウトサイドバーと三尊の形”が組み合わせて出現すると、下落することが多いな」
といった特徴に気づいたら、さらに条件を絞ったりして手法を作り上げていくわけです。
注意点
しかし!初心者の方が1から作る場合、大変で心が折れるかもしれません!
ダイヤの原石を磨くところではなく、見つけるところからスタートするからですね。
なのでチャートを見ることに慣れてきた中級者向けかなーと思います。
最初は誰かのやり方を真似るのが早いですね。
自分なりの根拠を見つけルール作りする。
次に手法を自分のものにするために、自分なりの根拠やルールを見つけていきます。
- どんな条件の時にエントリーするか?
- どこで損切、利確をするか?その根拠
を明確に決めていきます。
このことを過去検証とも言いますが、ここが手法づくりの一番大事な部分です。
思いつく条件を追加したり、変化させたりと試行錯誤していきます。
例えば、
「三尊が完成したらネックラインブレイクで売りエントリー」という手法を学んだ
とします。それだけでは使えないので思いつく条件・根拠を追加していきます。
- 上位足が下降トレンドの時と組み合わせるとどうなるのか?とか
- MAの傾きがあるときだけにしてみようか? とか
- ヒゲが出たときだけエントリーするとどうなる? とか
- アウトサイドバーが出たときだけだとどうなる? とか
- ボリンジャーバンドを組み合わせてみるとどうなる?
こんな感じで、優位性があるとおもえる根拠と組み合わせて、
良い根拠を見つけていきます。
ひたすら仮説と検証のくりかえしです。
20回分で成績を取る。
そして条件を1つ設定したらまずは、手法と組み合わせて20回分の成績をとってみると
成績が向上するかどうかが分かったり、
良かった点、改善できそうな点が見つかったりします。
そして、そこそこ成績が良くなった根拠を3~4つほど組み合わせることで、
良質なエントリーポイントだけに絞っていけます。
パターン・三尊ネックライン割れエントリー
根拠1 20MAが下向きになっている
根拠2 75MAも下向きである
根拠3 上位足のレジスタンスラインが三尊のすぐ上にある
この作業はまさに、もう研究室のような感じでひたすら
「条件設定→改善→条件設定→改善・・・」を繰り返していきます。
大変ですが、プライスアクションにとても詳しくなり、
チャートを読む力が自然とみにつきます。
テスターで良い成績が出せたら!?
1つの手法を磨きあげ、テスターでいい成績が出せることが分かったら、手法は完成です。
勝率やリスクリワードレシオ、月に??回エントリーチャンスがある。
ということが分かってくると思います。
そうしたら次はデモ口座でトレードしてみましょう。
まずは1か月プラスになるか、試してみてください。
それでもうまくいけば、リアル口座で少額でトレードしてみてください。
それで資金が2倍になったり、1か月間プラス、毎週プラスになるようであれば
完成した手法を身に着けれたといえますね。
手法は、とにかくシンプルに。明確に。
手法は、口で説明できるくらい明確にしましょう。
そしてシンプルに。複雑だと判断に迷いがでてしまいますからね。
- どうなったら切る。
- どうなったら利確する。
- どういうところで入る。
- 資金の何%を1回のトレードで使うか。
- ナンピンはありかなしか? ありなら何回までか?
このへんをすべて明確にしておく必要があります。
エントリーからエグジットまで計画通りにトレードしていくような感じです。
行動をエントリーしてから考えるのでは、慌てたり、焦ってしまい判断が遅れます。
判断遅れ、対処の遅れは100%損失につながります。
資金が大きく減る原因にもなります。
すべてをルール化し明確にしておくと心の強さとトレード技術の高さにつながります。
手法を作る時の心構え。
ネット上や書籍など誰かの手法を学んだとしても、即結果を出すことは100%無理です。
それは細かいニュアンスや見え方は伝えることが難しく、
自分で見つけて習得したり、チューニングする必要があるから。
これは、スポーツの技を本や動画で見たからと言って、
プロ選手のように即実戦で再現できないのと同じですね。
試行錯誤の作業をやりこんでいくと自分のものにすることができ、FXで利益を出すことができるようになります。
この手法の開発作業はだれもがとおる鍛錬の道ですので、頑張っていきましょう。