所有したほうが得か?借りておくほうが得か?
という話ってよく聞きますよね。
私は金持ち父さん貧乏父さんを中学生のときに読んでから
「借りておくほうがお得だ!」ということを学びました。
なぜかそこだけ印象が強いです。笑
なので今も賃貸の家に住んでいたりします。
最近、このことについて本当に怖い話がありました。
地震が起きて友人の家の壁や、瓦が壊れているそうです。
家の修理代を聞くとゆうに200万以上はかかってしまいそうなのです。
いまは、雨漏りが起こったりしていて、放置していると水分を含んだ木が腐ってきて
もっと酷くなってしまう状況なんだとか。
地震だと保険も使えないので銀行から借りて、現金での支払いですよね・・・。
これってすごく怖くないですか?
1回の天災で多額の借金を背負ったことと同じですよね。
家の価値も減りますし。
地震大国の日本に住んでいる以上、家には何がおこるかわからないので
賃貸に住んでいたほうがいいなとすごく実感しました。
オーナーに責任を追わせておいたほうが個人は得ですね。
友人はサラリーマンとして働いているので
会社に出て働いた時間に対して報酬が支払われる方式です。
200万稼ぐには仮に時給1000円としても2000時間は必要です。
2000時間の友達や家族とも過ごせない時間の代わりに得るお金が
趣味や生活費のためではなく修繕費に当てられます。
それが修理のために吹っ飛ぶと思うと恐ろしいですね。
なので、貯金がなかったり、ビジネスの力をつけていない場合は、
借り入れをして即修理するしかないと思いますが。
家を買う。
クルマを買う。
本を買う。
服を買う。
世の中に買えるものはいろいろあります。
確かに趣味性が強いものは所有してもいいと思います。
カスタマイズしたり、
自分の好きなように変更を加えたりし易いですからね。
楽しむことができます。
それ以外は他の人から借りておくべきでしょう。
買うというのはカンタンですが、所有するリスクを考えていないと
相当怖いなと思った出来事でした。
私が思うに買うこと、所有することっていうのは
「それに何かが起きた時の責任は全部自分が取るよ」ということです。
モノには何がおこるか分かりませんから結構リスクだと思うのです。
5万円で買った自転車がぐちゃぐちゃに折れ曲がっても、耐えられるOK!
300万で買ったクルマが事故で全損しても最悪OK!
5000万で買った家が大雨で床下浸水しても最悪OK!
というマインドになったらモノを所有してもいいと思います。
ガーン、まじかよ~泣となってしまう収入の場合は、
まだまだ買わないでおかないほうが賢明かもしれないですね。
PS
斎藤一人さんが面白いことを言っていました。
「世の中のものはすべて借りているものだから本は読んだら売る」
どういうことかというと、
「買うこと=社会から借りている」という考え方です。
人は死んだら買った家も、クルマも墓場に持っていけませんよね?
なので、本屋さんの本すべてが、斎藤さんの所有している本であり
家に置けないから自分の本を置かせている場所だそうです。
手元で読みたいときはお金を払って「借りる(買う)」。
で、必要なくなったら「返す(売る)」
ほんと素晴らしい考え方だと思います!